すり抜けバグ (Clipping)

時のオカリナでは様々な方法を使ってすり抜けバグを発生させることができる。すり抜けを使うと通常プレイで行けるエリアの領域外へ抜け出すことができ、場合によっては重要イベントのスキップとして利用できることもある。

せまい角を利用する

90 度以下の角であれば、ほとんどの場合角に向かってジャンプ斬りをすることで片方の壁をすり抜けることができる。ジャンプ斬りですり抜けられない角は逆滑走を使えばすり抜けられることが多い。せまい角をすり抜ける方法は他にリコイルブースト (Recoil Boost) や HESS (Hyper Extended Supderslide) を使う方法がある。角の壁の片方がアクターでできている場合、角によっては角度が 90 度であっても逆滑走ですりぬけられることがある。

オブジェクトを利用する

一部のオブジェクトはすり抜けに利用することができる。具体的には、押して動かすブロックが該当する。角の角度は 90 度だが、この角を利用してすり抜けを発動することができる。このような角のすり抜けにはリコイルブースト・ジャンプ斬り・逆滑走(HESS)・ダメージブースト・巨人のナイフ(ダイゴロン刀)の突き攻撃などが利用でき、使える方法はオブジェクトの種類によって異なる。オブジェクト利用のすり抜けは特に炎の神殿で活用されている。また、押して動かせる方のアモスを利用してすり抜けバグを発生させることも可能で、この方法は結界スキップに利用されている。炎の神殿にあるハンマーブロック等もすり抜けバグに利用可能。木箱やハンマーブロックが壁に面していれば、大人リンクで角度を合わせてジャンプ斬りをしてすり抜けることができる。ただし壁の奥に地面がある場所で行うこと。

巨人のナイフ(折れていても可)またはダイゴロン刀の 3 回目の突き攻撃を使って上記のオブジェクトをすり抜けることも可能。目的の場所にたどり着くには壁をすり抜けた後にエリア領域内に戻る必要があるため、ホバーブーツが併用されることが多い。時の扉もすり抜けに使えるオブジェクトのひとつであり、近くの壁との間にある隙間を使ってすり抜けることが可能。

フックショットクリップ (Hookshot Clipping)

まず、壁の近くにフックショットを刺せるオブジェクト(燭台・フリザド・アイアンナック・ライクライク等)がある場所へ向かう。フックショットを取り出した後、Z を押して 3 人称視点に切り替える。横方向に歩いてフックショットを刺せるオブジェクトの方へ向かい、壁との間にめり込むようにする。そしてフックショットを撃つと壁をすり抜けることができる。照準が合っていれば Z 注目無しですり抜けることも可能。

バインクリップ (Vine Clipping)

発見者:AKA

子供リンクの時、登れる壁を空中で掴むと数フレームの間リンクの一部がツタや網にめり込む。このめり込みが発生するフレームでダメージを受けると壁の中に入り込むことができる。ただしハシゴでを使ってバインクリップをすることはできない。

すばやくツタ掴みをする・ツタ掴み時の待機状態キャンセル

発見者:ACRYTE

ツタを離すときにスティックを下に倒し、その後上に倒す。この操作を行うと待機状態がキャンセルされ素早くツタを掴み直すことができる。また、このテクニックを使うと登れる壁の一番上の段を飛ばすことができる。ボムチュウを使って壁すり抜けをするときにも有用で、使うとすり抜けを成功させやすくなり、またすり抜け後必要以上に落下することもなくなる。

ラダークリップ (Ladder Clippig)

大人時代で使用可能。フックショットを使い、ハシゴの最上段奥側を狙って撃つ。成功するとハシゴの中に入りこんだ状態で崖を掴むことができる。この状態から、A を押して崖から手を離し、その後すぐに B を押してジャンプ斬りをすると壁の中に入ることができる。フックショットがなくても横っとびをするか、正確に角度を合わせてバック走をすることでもラダークリップを発生させることができる。この方法を使う場合は崖の掴み方が変わるので、手を離した後剣でジャンプ斬りをする必要はない。ハシゴから手を離したらスティックをすり抜ける方向に向かって倒して元の場所に戻されないようにする。スティックは普通に倒すだけで良い。ラダークリップは大人でしかできない。子供でやろうとすると、ハシゴから降りた後元の場所に押し出されてしまう。

グランツクリップ (Grunz Clipping)

発見者:MRGRUNZ

2 つの壁の角度が 90 度以下で、かつ壁の上部が崖つかみの発生する段差になっている場合、通称グランツクリップと呼ばれるすり抜けバグを発生させることができる。崖の特定の位置を掴むと、リンクの体の大部分を壁の内側にめり込ませることができる。このめり込み状態の時にダメージを受けると押し出されるようにして壁をすり抜けることができる。

Z 注目レッジクリップ (Z-Target Ledge Clipping)

発見者:SKATER

崖の上に壁があることが条件。Z 注目レッジクリップは、崖掴まりをするときに崖の上の壁に向かって Z 注目をすることで、ほとんどの崖をすり抜けることができる技である。大人時代でやる場合は、壁の方を向きながら崖掴まりし、崖掴みのモーションが始まる最初のフレームで Z 注目をする。成功すればその後 A ボタンを押して壁をすり抜けることができる。子供時代でも、ダメージ源があればすり抜けられる場所がいくつかある。このすり抜け法の主な利用用途は、闇の神殿の新ボス鍵スキップ・森の神殿の時のブロックスキップ・氷の洞窟と水の神殿のコンパス入手・会員証とホバーブーツ無しで行う新しい大人修練場侵入法などである。レッジクリップは他にも多くの場所で発生させることができるが有用性の高いものは上記の場所でほとんどである。

Last updated 01/16/2017 – izu