トレードアイテム用タイマーを止める

いくつかのバグ技を組み合わせることで、トレードアイテムやガノン城崩壊イベント用のタイマーを残り 0 秒の状態で止めることができる。複雑なロングワープをする時に有用である。

技の仕組み

トレードアイテムのタイマーが 0 になると、タイマーが止まってテキストメッセージが表示され、それからワープが発生する。トレードアイテム用のテキストメッセージデータには、読み込むとワープの発動とタイマーを停止させる特殊な文字コードが含まれている。よってトレードアイテムのテキストメッセージが表示されている最中にメッセージを中断させると、タイマーを停止させてワープの発動を待機状態にすることができる。そして再び同じ文字コードを含むテキストメッセージを読み込むと、待機させたワープが発動する。

英語版よりも日本語版の方がテキストの表示速度が遅いので、日本語版を使った方がタイミングの猶予が大幅に増えて成功させやすい。

的当て屋を使う方法

発見者：UNREAL

迷いの森で 1 人座り込んでいる男からあやしいキノコを受け取り、カカリコ村へ向かう。カカリコ村に着いたら的当て屋の建物内に入り、タイマーが時間切れになる直前まで待つ。そしてタイマーが 0:00 秒になる瞬間に的あて屋の店主と話してミニゲームを開始し、矢をすべて使い切る。成功するとタイマーの表示が 0:00 のまま操作できるようになる。バグを解除するには誰かと会話をするか何かをチェックしてテキストボックスを表示する。すると迷いの森へのワープが発生する。テキストの早送りを使えばワープは発生しない。

ワープで釣り竿盗み

発見者：ACRYTE

キノコのタイマーを 0:00 秒で止めた状態を利用して釣り竿を盗む方法がある。この技は子供と大人両方で使用可能。まず釣り堀へ向かい、ルピーを支払い釣りを始める。ここで必ずテキストは早送りすること。早送りをしないとワープが発動して迷いの森に飛ばされてしまう。釣り竿を受け取ったらもう一度店主と話し「サカナを見てよ」を選択する。するとワープが発動し、B に釣り竿をセットしたまま迷いの森入り口へ戻ることができる。

異空間落下を利用する方法

発見者：OBLIVIOUSB

アイテムタイマーをストップするもう 1 つの方法は、時間切れと同時に異空間に落下する方法である。簡単な方法は、まずゴロンの服を装備せずに炎のボレロを演奏してデスマウンテン火口にワープする。ゴロンの服を装備していなければ火口エリアを出るかゴロンの服を着るまでトレードアイテム用のタイマーがライフタイマーで上書きされるようになる。そして炎の神殿近くのはしごを使い、横っ飛びでラダークリップを発動し、手を離して異空間に落下する。落下し始めてから約 6 秒経ったらゴロンの服を装備する。タイミングが合っていれば元の場所へ戻される直前にトレードアイテムタイマーが時間切れになる。そして異空間落下によって火口のワープ台に戻ると、タイマーが 0:00 秒で止まった状態になる。また、もう一度ボレロを演奏すると残り時間が 0:01 に変わる。このタイマーストップ法はガノンレスの現行ルートに使われており、炎の神殿ボス部屋のブルーワープからエンディングにロングワープするのに利用されている。

見張りに捕まる方法

発見者：JBOP

トレードアイテムのタイマーは、時間切れになる瞬間にゲルドの谷やゲルドの砦にいる見張りに捕まるとタイマーを停止することができる。